なかなか、進まなかったこのページの作成。
ぴのの死をキッカケにしてはいけないのですが
思い出を噛み締めながら、少しずつ完成させていきたいと思っています。

ぴのは、1996年6月9日に我が家にやって来ました。
2011年1月28日 朝4:00息を引き取りました。

バイト先の友人の知り合いという、
全くもって出逢えそうにもないお家で産まれました。

その頃の私は、精神的にまいっていて、必要最低限の事でしか家から出ませんでした。高校生以来だし、初めて自分で飼う事を決めたし、嬉しいはずなのに、もらう事が決まってもなかなか足が向かず、もう行かなくてはダメと言うギリギリでした。
ちょうど良さそうな木箱を見つけて車の助手席に乗せ、
途中、果物屋さんで手土産にプリンスメロンを買いそのお家へ向かいました。

小さな工場をやっているお家で、そこでまず白いお母さん犬が目に入りました。
メロンを渡してお礼を言い、子犬を探したのですが見当たらず・・・。
「子犬はもう2匹しかいなくて、1匹は足が不自由なので家で育てようと思っています。」との事。選ぶまでもなく、1匹の子犬しかいませんでした。
その子はお母さんと離れるのが嫌らしく置いてあった椅子の下に隠れていたのでした。 お家の方がだしてくれ、私の手の中に。

情けない、眠そうな顔をして、それが、ぴのとの出逢いでした。
暗かった気分が、一気に吹っ飛んだのを覚えています。
それから、助手席の木箱にその子を入れ家に向かいました。

ぴのとわたしの生活が始まりました。